新年あけましておめでとうございます。皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年は新型コロナウイルス第3波の中で年が明け、夏から秋にかけては過去最大を記録した第5波に見舞われ、静岡県にも緊急事態宣言が発出されるに至りましたが、西貝の郷では幸いにもクラスターが発生することなく1年を終えることができました。その一方で、納涼祭などの大規模な行事が中止となり、ご家族様との直接のご面会を制限させていただくことがありました。皆様にはご不便・ご迷惑をおかけしたと思いますが、感染対策にご協力をいただき感謝を申し上げます。

新しい年となりましたが、新型コロナウイルスは新たな変異株オミクロン株が登場し、ここ数日は国内でも急速に感染が拡大しており、心配な状況になりつつあります。感染症対策は、今年も気が抜けない状況が続きそうですので、皆様には引き続き感染症対策にご協力をお願いしたいと思います。

ところで、昨年は「科学的介護元年」と呼ばれる年となりました。科学的介護とは、職員の経験や勘に基づく介護ではなく、データを検証し科学的な根拠のある介護を行っていこうとする取り組みです。これは、国が主導して導入された科学的介護情報システム、通称LIFEによる取り組みで、全国の介護現場に導入されています。これにより、介護を受けている方の自立支援や重度化防止などの状況を、全国規模の情報と照らし合わせ、分析・考察することができるようになります。西貝の郷でも、この取り組みを始めており、今年はLIFEのデータを活用し、職員一同、創意工夫をしながら、ご入居者の皆様のくらしが、より良い暮らしになるように、また不安のない穏やかな毎日を送っていただくことができるよう、力を合わせてご支援させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後に、皆様にとって今年1年が健康で不自由のない幸せな1年となりますようにご祈念申し上げまして、簡単ですがご挨拶とさせていただきます。

令和4年1月6日

西貝の郷施設長 小川正信